いや,むしろ革バンド以外作ってるのか?と突っ込まれそうな勢いで今回も革バンド制作です。
先日腕時計を購入しまして,しばらくは付属しているナイロンベルトを使っていたのですが,流石に安っぽいので(水にも強く,実用面では好きなのですが)普段使い用に革バンドを,という流れです。
ただ新しく買った時計はバンド幅が21mmなので(以前は19mm)型紙から新たに起こす事になりました。

右が今回新たに作った型紙,左は以前の幅19mmの型紙です。今回は剣先側にくびれをつけてみました。本来なら製作過程を載せるのがMake系ブログとしてあるべき姿だとは思いますが,今回は作業途中の写真がTwitterに上げたスマホクオリティのものしかなく,画質が大変残念な感じですので省略しました。
今月中にあと2,3本は仕上げようと思ってますので詳しい作業工程はそちらで紹介できればと思っています。(ぐぐれば分かりやすく解説している方が沢山いらっしゃるのでそちらを見たほうが手っ取り早いかも知れません。)

さっそく全体像。写真だと分かりにくいのですが,剣先側(6時側)が少し短かったかも知れません。要改善です。

まずは12時側から 珍しく遊革まで作りました…が,裏面の安っぽさがなんとも。ちなみに金具は付属品を流用。
剣先側です。糸は蝋引きした麻糸を使いました。全体を通して今まで培ってきた(と言うと大げさですが)技術をそれなりに活かせたのでは,と思っています。
あと課題になるのは革断面の処理でしょう。今回はIRIS焦げ茶ツヤ無しとトコノール無色を使って紙やすりなどで磨いてみましたが,正直満足できる結果は得られませんでした。断面に関しては人それぞれ好みの処理方法があるので私も得意な技法を身につけていきたいところです。今回使ってみた感じだとIRISよりもトコノールのほうが使いやすい印象を受けました。
また,余裕があれば「へり返し仕上げ」にも挑戦してみたいところです。
とりあえず今回はこのような感じで一本の革バンド制作終了です。作業時間は正味7時間程度でしょうか。
以下は革関連のちょっとしたおまけになります。よろしければどうぞ。
先日ヤフオクで革材料を眺めていたところ,ベビークロコという商品が750円という破格の安値で出品されており思わず一つ落札してしまいました。

大きさはせいぜい40cm程度でバッグや財布にはちょっとサイズが足りないのですが,腕時計のバンドには十分です。特に中心部分を使って一本作れば素晴らしいものができるのでは・・・!!という妄想をしています。(今はまだ怖くて手が出せない。)

このイボイボ感が質感を高めつつ作業難易度も高めます()こういう掘り出し物がたまーにあるのでヤフオクは面白いですね。
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